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121富山のエリマキです : 2*富山氷見セラーよりお便りします。ありがとうございました!THE PREMIUM WINE PRESERVERMade from food grade argonfor professional settings and at homeFOOD & WINEワイン詳細は、www.village-cellars.co.jpをご参照ください。 2023Winter Village Cellars Wine Catalogueワインだけでなく、食品の酸化防止も より手軽にアルゴン・ワインセーヴ・プロ 飲料・食品の酸化を防ぐ物質として諸外国で使用されていたアルゴンガスが、日本でも使えるようになったのは2019年6月、弊社が8年かけて作成した申請書が厚生労働省に認可され、アルゴンが日本国内で使用可能な食品添加物のリストに追加されたことによります。 それまで日本で使われていたのは、主に金属の溶接や医療機器、精密器械などに使用される高純度のアルゴンガスのみで、それより純度が低い食品添加用アルゴンは造られていセミナー開催報告2023年9月26日アンダーズ東京(虎ノ門ヒルズ)コルク栓とスクリューキャップで20年以上熟成させたワイン国産化10%増量価格据え置き試飲ワイン一覧 2023年9月26日、「コルク&スクリューキャップでの20年熟成比較―オーストラリア5生産者 全15ワイン試飲セミナー」という長いタイトルのセミナーを開催しました。「ワインボトルの栓はコルクが当たり前」の時代を経て、今ではそれぞれの栓の長所・短所が広く認識されつつありますが、実際に栓によってワインの味わいはどのように変わるのか、あるいは本当に変わるのか、それを体験することが目的です。 オーストラリアのワイン生産者は1990年代末、コルクの質に悩まされていました。2000年、南オーストラリア州クレア・ヴァレーの生産者たちがリースリングの瓶詰めに、当時スイスでシャスラに使われていたスクリューキャップを使う決断をすると、その後スクリューキャップは急速に生産者の間に広まります。 早期に切り替えた生産者の一部は、初めの1-2年、同一ワインをコルク栓とスクリューキャップ両方でリリースしました。ヴィレッジ・セラーズでは、そのように二通りの栓を使って瓶詰されたワインを両方輸入し、自社の定温倉庫で長期熟成させることにしました。後々セットで販売する可能性も考えていましたが、正直なところどのように違いが出るのか出ないのか、自分たちでも試みたいという思いがありました。 それから20年以上経過し、すでに各栓6本ずつしか残っていないワインもあります。そこで、せっかくの機会をできるだけ多くの方と共有すべく、6本から適正な量で味をみることのできる最大人数100名を募り、オーストラリアワインにも造詣の深いトップソムリエ 森 覚氏に講師をご快諾いただき、アンダーズ東京を会場として本試飲セミナーの開催に至りました。 試飲ワインは別表の通り、白2、赤3。各ワイン同一ヴィンテージの栓違いと現行ヴィンテージの3種類、それが5生産者分です。合計90本のワインはセミナー開始2時間半前に抜栓。素早くワインセーヴでアルゴンガスを注入すると同時にピペットで少量を取り出し、森氏は全ボトルのワインを試飲確認します。ボトルは栓をし、ワインは配膳直前のタイミングでグラスに注ぎます。 90本のワインのうち、スクリューキャップワインは、現行ヴィンテージは当然のこと、20年経過しても瓶差は全くと言っていいほどありませんでした。しかし、コルク栓のワインについては、白はセラーで透明度の高いボトルを選び出すことができたものの、赤は抜栓せずに中の状態を判断することは困難で、TCAによるコルク臭、過度の酸化は別にしても、瓶差が否めませんでした。 試飲グラスは参加者1名につき15脚。つまり全部で1,500脚以上のグラスにワインを注ぎ、セミナーの流れを遮ることなく、タイムリーに参加者の手元に届けなければなりません。綿密な進行表を作成し、セミナー会場隣の作業スペースでは鬼軍曹さながらの(?)チームリーダー統率の元、ホテルとヴィレッジ・セラーズのスタッフが、正確に時を刻む時計のように作業にあたりました。 セミナーの締めくくりに森氏からの総括は、良い状態で熟成したコルク栓のワインは輪郭を形成する酸がより溶け込み、複雑性と甘みを感じる一方、スクリューキャップは、コルク臭の心配がないだけではなく、バランスを保ちながら均一に熟成し、熟成の中にも若さが保たれる。最終的には好みの問題ではあるが、抜栓の効率性、質の均一性を考慮し、サービスの事情やワインの使用状況により検討されるべきだろう、というものでした。そして、スクリューキャップでの熟成の可能性を改めて確信できたが、今の時点でのコルク栓ワインと同じような“色気”が出るには、スクリューキャップワインはあと30年取り置いて、とのリクエストがありました。 セミナー終了後、スクリューキャップワインに接してきた経験の多少に関わらず、参加者の皆さんから「本当に面白い経験だった!!」というとてもたくさんの喜びの声をかけていただいたことは、何よりもうれしいことでした。セミナーでの森氏の試飲コメントおよび当日の配布資料 ☞http://bit.ly/3MFSKrgなかったので、弊社では認可と同時に、オーストラリアン・ブランドの食品用アルゴンガス「ワインセーヴ・プロ」の輸入販売を始めました。その後、生産ラインの整備などが進み、日本でも食品添加用アルゴンが造られるようになります。弊社でもワインセーヴ・プロ国産化の準備を進め、このたびようやく2024年1月から販売開始の目途がたちました。 新たにお目見えする国産の「アルゴン・ワインセーヴ・プロ・フード&ワイン」は、従来品に比べて一回り大きくなり、内容量を10%増量していますが、価格はこれまでと変わりません。 アルゴンは空気中に1%弱含まれる無害の不活性ガスです。ワインセーヴ・プロに付属のチューブは、容器内の空気を乱すことなく、窒素や酸素より重いアルゴンガスをゆっくり静かに空気の下層に誘導、ワインや食品の表面をアルゴンで十分に覆い、酸化を防ぎます。2024年1月発売予定グロセット ポーリッシュヒル・リースリング 2000(C/S)&2022(S 現行)ルーウィン・エステート アート・シリーズ・シャルドネ 2003(C/S)&2019(S 現行)ダーレンベルグ ダリーズ・オリジナルシラーズ・グルナッシュ 2002(C/S)&2021(S 現行)エルダトン コマンド・シングル・ヴィンヤードシラーズ 2002(C/S)&2018(S 現行)マウント・ランギ・ギランランギ・シラーズ 2003(C/S)&2019(S 現行)アルゴン・ワインセーヴ・プロ・フード&ワインCODE 希望小売価格 ¥3,500350C=コルク栓S=スクリューキャップ(文:ゼネラル・マネージャー 中村芳子)http://bit.ly/3Qwz0HI2024年1月 リニューアル発売フード & ワインを比較試飲する コルク栓とスクリューキャップで20年以上熟成させたワインを比較試飲する アルゴン・ワインセーヴ・プロ・フード&ワイン 2024年1月 リニューアル発売-9-

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